音程が合っている採点評価なのにそう聴こえない人

他の記事で採点の話をしましたが・・・・面白いもので
音程の評価と聞いた感覚は必ずしも一致しないという
経験があります。

①音程はあまりあっていない印象なのに音程正解率が高い音源。

②音程がバッチリに聴こえて採点では音程正解率が高くない音源。

聴く側の音感ということもあるでしょうけど、同じ人が聴いてこの
差があるというのは、音程=歌の上手さと言い切れないことを指している
のだと思います。

上の①②は人によっての違いです。

①の人がいて、逆に②の人がいるという話です。
同じ人が歌って①や②を行ったり来たりするわけではありません。

②の人は音程正解率を高めればさらにうまく聞こえるということになり
そうです。

「DAM★とも」でいろんな方の歌を聴いてこれは思っていました。

採点が出した音程正解率と、実際に聞いた音程に対する印象がなぜ
こんなに違うのか?

結論から言います(私としての結論です)

「音程が正確だから歌が上手いとは限らない」
ということだと思います。当たり前ですけど。

音程正解率が高い低いという概念が人それぞれなので、
私なりのカテゴライズを下に書いてみます。

特に精密採点DX(G)の正解率の場合80%と90%の10%の差は
かなりのものです。

私が勝手にカテゴライズすれば

◆ 75% ・・・・ かなりずれている
◆ 80% ・・・・ 結構合っていない
◆ 85% ・・・・ 気になる部分はあるがいい感じ
◆ 90% ・・・・ ほぼ気にならない。
◆ 95% ・・・・ 原曲レベル

採点の基準からしても音程は最も大切な要素です。
これが一定になっていないと総合得点も低いので、採点を使っている
人は音程正解率は最優先になります。

これは絶対条件です。

音程の正解率は歌には大切、これは全く否定しません。

ところが問題なのは「音程の正解率」と歌の上手さが正比例でない
場合が多々あるということです。

ざっくり言えば

音程正解率80%で上手く聞こえる人もいれば
90%でもイマイチに聞こえる人もいるということです。

ということは、人間が歌を聴くときは「音程の正確さ」にはそれほど
シビアな評価ができないということかもしれません。

他に重要なのが「声質」かもしれません。

「いい歌声」は少々音程がずれていてもさほど問題がない
ということです。

プロの歌も、最近は分かるようになりましたがよく聞くと「あれ?
ここ音外した?」という部分があります。

まあ音程正解率100%ということはないと思います。

即興ならプロでも90%前後という可能性は十分にあります。
でも、プロの歌はそんなものは全く気になりませんよね。

そもそもの声の良さ、表情や表現力が圧倒的に違います。

音程は大切ですが、「音程だけで歌は上手くならない」というのを
私は肝に銘じるようにしています。

「音程」は歌の完成度を決める上でかなり重要なウエイトを
占めているため、これが高いと「歌が上手い」「音感がある」と本人が
結論付けてしまうと、成長にはマイナスだと思います。

「音程命」の人は一度立ち止まって冷静に自分を見てみるのも
良いかもしれません。

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